さしも知らじな 燃ゆる思ひを

自担が三十路になりました

私の好きだった彼女たちの話をさせて下さい

もうすぐ11月が終わりますね。残すところ今年もあと1ヶ月。少し早いですが、ドルヲタとしての1年を振り返ってみようかと思って考え出したら、今年は自分にとって、ひとつの契機になった年だったな、と感じました。私のドルヲタとしての比重が、大きく動いた年でした。

だけど、私のドルヲタ史が動いた瞬間は喪失感でいっぱいで、何も発することが出来なくて、タイミングを逃し続けてここまで来てしまいました。今日はジャニーズの話ではありません!

 

 

今年1年はとても怒涛で、激流で、とても目まぐるしく流れて行きました。

私がドルヲタ人生を一番長く費やした、好きで好きで仕方のないアイドルグループが、休止の名のもと、3月3日、活動を半永久的に途絶えさせてしまった、忘れ得ない年となってしまったのです。今年1年で、いちばん悲しくて、辛くて、涙が止まらない出来事でした。今はメンバーバラバラに、それぞれアイドル、タレント活動を続けていて、時にインスタにメンバーのツーショットやスリーショットを載せてくれる。それを見ると皆可愛くて可愛くて、今でも戻ってきて欲しいと涙が出てくる。でも、いちばん大好きだった子だけは今でもまだ、表舞台に帰ってきてはくれない。活動休止が発表された時から感じていました。最年長の年齢、アイドルとしての適齢期の問題も、確かにあるのかもしれないけど、きっと、いちばん限界を感じていたのは彼女だったんだろうと。10歳にも満たない少女がアイドルとしてデビューして、20歳を越えるまで頑張ってくれていたんだ。情緒多感な少女時代を、全てファンに捧げてくれていたんだ。自分は彼女と同じ年齢で、同じ時間を、学校に行き、勉強をして、部活をして、友達と遊んで、たまに恋もして、そんな「普通」に過ごしてきた。だからこそ、ファンでいる間から、感謝と尊敬しかなかった。全然強そうに見えない彼女だったけど、私のなんかより心がとても強かった。

たまにたまにたまーーーに、ネイリストさんなどのインスタグラムで姿を見せる彼女は、今でも変わらずお人形のように美しく、可愛い。

ゆっくり休んでね。

そしてわがままを言ってごめんね、またいつか、私たちの前に、姿を現してくれたらいいな。

 

パフォーマンスを魅せてくれるコンサート、というよりは、本当に、会場が一体となってコンサートを盛り上げている、そんな感覚。本人たちが、本当に心から楽しそうで、幸せそうで。7人全員のスキルも高くて、歌も上手だし、トークだって面白い。ビジュアルだって小さい子から大きい子、美人も可愛いもいて、ギャルも清楚もいる。まとまりはないけど、それが個性だった。

確かにberryz工房は、私の青春でした。最高のアイドルで、berryz工房のコンサート以上に楽しくて笑顔が溢れるコンサートには未だ、出会っていません。ハロプロとジャニーズに対するコンサートの楽しみ方は違うので、これからも一生、出会わないかもしれません。

 

ありがとう。

 

そしてまだ、消化しきれない思いがあって、切ない気持ちを抱えています。たまに泣きそうになります。

女性アイドルグループが、10年以上もの間、メンバーが1人は卒業したものの、入れ替わりもなく、駆け抜けてくれた。同じメンバーで、毎日毎日。ジャニーズのデビュー組からしたら当然かもしれないけど、女性アイドルでこれは、とても特別なことだったと思います。出会った当初から最後まで、最高のエンターテイメントを提供してくれた。来るべき休止だったのかもしれない。メンバーが話し合って、納得して、時を決めた。全部全部、分かる。納得できる。

でも悲しくて悲しくて仕方がない、やめて欲しくなんてなかった。あと1年遅くても良かったじゃない、と、思ってしまう。

ただ、人を成長させてしまう時間が、本当に憎たらしくなったのははじめての経験でした。

 

たまに、berryz工房がもし、活動休止ではなくて卒業制度を取っていたらどうなっていたんだろう、と思いました。それで、梨沙子ちゃんが卒業して、それでもまだ、berryz工房が残っていたら。きっと私は、berryz工房の現場に通い続けただろうな。梨沙子ちゃんが心の底から好きで、他を選ぶ余裕なんてなかったけど、berryz工房の全員が好きで、全員で生み出される空気が好きだったから。その中にいる、末っ子で甘やかされていた自由な梨沙子ちゃんが好きだったから。そうしたらこんなに喪失感に押しつぶされそうになることは、きっとなかった。それでも良かったと思う。それで新しいメンバーが入って、どんどん私の好きだったberryz工房が姿を変えていく。それでもきっと、私の好きなberryz工房は時を止める。

流動的なグループにして欲しかったわけじゃない。でもそんなこと考えてしまうのは、7人全員で活動休止したことによって、berryz工房が全て終わってしまったから。これ以上前に、上に、進むことはないんだってことで、それを考えるととても悲しくなることがあるからです。ハロープロジェクトは進んでいるのに、私の好きなberryz工房は止まってしまった。モーニング娘。だって℃-uteだってスマイレージ(もうアンジュルムだけど)だってまだ続いてるのに、新曲を出して、ライブをしているのに、berryz工房だけ止まってしまった。どんどん過去のグループになっていって、栄光も、ファンだけの記憶になって、どんどん薄れていく。仕方ない、でも、悔しい。こんなに素晴らしいグループだったんだ!!と叫んでも、もう今の彼女たちを紹介することはできない。もし、流動的なグループだったら、梨沙子ちゃんは卒業してもまだ、雅ちゃんの歌は、キャプのダンスは、ももちのトークは、ちなみのボケは、まあさのツッコミは、見ることが出来たかもしれない。この悲しさはきっと、メンバーの中で、梨沙子ちゃんだけが芸能活動を休止してしまったことにも由来している。せめて彼女の歌が聞ける場所が、まだあれば、こんなに悲しくもなかったのかな。

だけど、れいなの時と同じで、アイドルから離れてしまったら、私は今まで通りの熱量で応援することは出来なくなる。だから、今までの幸せな時間を大切にして、今の彼女にありがとうを送り続ける。

 

7人が7人で築いた11年の時間を、今さら、新しい誰かを入れることで流動的になんて、全然して欲しくないけど。実際そうなってしまったら憤怒してたと思うけど。考えても仕方ないそんなことをよく考えてしまう1年でした。

 

 

berryz工房が卒業してから1度だけ、ハロプロのコンサートに足を運びました。雛フェスに。こぶしファクトリーが見たくて。でも彼女たちは居なくて、とても楽しかったけど、機会があったらもちろんハロプロのコンサートにはいつだって足を運びたいけど、今までの情熱を傾ける相手はここにはいないと感じてしまいました。

田中れいなちゃんが卒業するまで、モーニング娘。も追いかけていた。彼女の高音に、いついかなる時でもブレない歌唱力に、自由奔放さに、芸能人オーラに、傾倒していました。その期間、彼女を応援していたら、後輩のことも好きになりました。皆可愛くて、今でも、いつだって最高のアイドルでいようとしてくれている。でも、高橋愛をトップに据え、ビジュアル、スキル共に最高峰を極めた、今で言うプラチナ期に心底心酔していた私には少しずつ、物足りなさが生まれるようになっていってしまいました。れいなが卒業しても、ハロプロにはberryz工房がいたし、娘。にはれいなの同期の道重さゆみがいました。だからずっと応援し続けていたけれど、さゆが卒業して、berryz工房が活動休止すると、どうしてもハロプロから心が離れていく自分がいました。

 

ずっと見てきたので、今のハロメンにも愛着はとてもあります。特に旧スマイレージの2人や、モーニング娘。9期10期には。だけれど、ファンクラブ更新も辞めてしまった私は、どんどん情報が遠くなり、自ら情報に食らいつく情熱も薄れていきました。そして今週末、今のハロプロで1番推している福田花音ちゃんも卒業してしまいます。

 

そして更なる大打撃は、つんく♂さんのプロデュース業引退。私はつんく♂さんがつくる曲が、グループが、とても好きでした。berryz工房が、田中れいなが好きでしたが、なによりつんく♂推しでした。誰にも真似できないつんく♂節、一回聞いてもなんともないのに、聞けば聞くほどリピートが止まらないあの曲が作れるのはつんく♂さんしかいません。仕方のないこと、とても残念なことでしたが、これが大きな要因となり、私はハロプロのファンから一歩下がった位置に来てしまいました。

 

私にはberryz工房ファンの知り合いがいないため、ライブはいつもハロヲタの友達に付き合ってもらうか、1人でした。ライブ自体は1人でも全くさみしくなくていつでもとても楽しかったのですが、休止後のberryz工房の話をする仲間がいなくて、それだけがとても不安でした。今さら、こんなグダグダ言ってるの自分だけかな、berryz工房ファンの人たちは、今何をしていて、berryz工房のことをどう思っているんだろう、とは常々気になっていて、1人でグルングルン考えてばかりいましたが、折角ブログを作ったので、ここで思いの丈を綴りました。

 

人生なんて何があるか分かりません。またいつか、この子を待っていた!!という子に出会って、あの熱量の虜になる日が来るかもしれない。来て欲しいな、と思います。そうじゃなくても、やっぱり彼女たちのコンサートは行きたいと思うので、余裕があったらふらっと向かうかもしれないし、CDを買うかもしれませんが、自分の中で一応区切りをつけておきたかったので、こんなブログを書かせていただきました。

 

と、いうのもberryz工房ラストライブとプラチナ期のDVDをひたすら見続けていたからなのですが、本当に、このパフォーマンス力と格好良さは半端じゃないっすね。れいな本当に口からCD音源。梨沙子ちゃんにどんがらがっしゃんって歌ってもらうために私は生まれたのかもしれない。

 

 

悲しい空気漂う投稿が続いてしまいましたが、今週末には関西ジャニーズJr.のクリパがついにスタートしますね!康二くんに会える!!と言うわけで、次はきっと、明るくバカみたいに康二くんをかっこいいと言うだけの投稿がきっとできると思います。ジャニヲタとしての1年も振り返りたいなあ。

 

 

 

ハロプロの未来に幸あれ!!!!