さしも知らじな 燃ゆる思ひを

自担が三十路になりました

最高にジャニーズらしくない最強のジャニーズアイドルV6

V6 LIVE TOUR 2015 in横浜アリーナ 感想
※ネタバレを含みますのでご注意ください



ファンになって1年半以上は経過したでしょうか。首を長〜くして待ちに待って待ちまくった瞬間が、ついに私にも訪れました!3日間の横浜公演のうち、20日公演に!参戦させていただきました!!

横浜アリーナに着き、座席に座った瞬間、今から本当にV6に会えるんだという感動と、横浜アリーナのステージまでのあまりの近さに興奮がおさまりませんでした。17,18日とキスマイの東京ドーム公演を見てきており、更に18日は天井席だったこともあり、横浜アリーナの近さには本当に震えました。東京ドームの天井ともなると、パフォーマンスをただ見る、というスタンスになりますが、横浜アリーナだと、同じ空間にいて一緒にコンサートを盛り上げねば!という感覚が湧き上がりますね!ペンライトを持つ手に力が入ります。

ただ、座席はスタンドEというステージ真横であったため、ステージ構成が正面から見たらどうなるのかは分かりませんでしたが、とてもシンプルな作りだな、というのがステージを見た第一印象でした。
私が今までコンサートに行ったことがあるのは、キスマイ、sexyzone、ジャニーズWESTKAT-TUNの4組で、KAT-TUNを除く3組は横浜アリーナでの公演も1度は見たことがありました。それを踏まえた上で思ったのは、メンステにこれと言ってセットがない、バクステがない、センステがやたらと狭い。飾り気のないシンプルな作り。ここにV6が立ったら、どうなるのだろう、と、始まる前から興奮と期待で胸がいっぱいでした。コンサートが始まる前のあの高揚感は他では味わえないし、あの瞬間がいちばんコンサートに来た!と実感できるような気がします。

会場のライトが全て消えた瞬間、その興奮が絶頂になりました。そして光と共にV6がステージに上がったその時、ついにこの時がきた!と感動で一気に目頭が熱くなり立っているのがやっとでした。小さい時からジャニーズとして存在は知っていたV6。THE芸能人。そんな人達が狭い空間の中、自分の目の前で歌っているなんて信じられず、今だにあれは夢だったのでは、と思ってしまいます。テレビと同じダンスを、自分の肉眼で見れる範囲で、三宅くんが踊ってる。かわいい!かっこいい!V6!踊ってる!しか頭に浮かばず、グッズのタオル購入判断をこんなに讃える日が来るとは思ってもいませんでした。

興奮しすぎて、細かいところは残念ながら覚えていないのですが、それでも満足感が半端じゃないコンサートでした。これでもか!ってくらい詰め込まれたコンサートを未だかつて見たことがないです。兎にも角にも、終演後の1番の感想は、

「V6のコンサートは贅沢すぎる」
この一言に尽きました。

贅沢だし、その贅沢さを当然だと思ってるファンの方々が本当にとにかく贅沢!!!アイドルに求めるものは1人1人違うでしょうし、皆さん自分のニーズに合ったグループを、個人を、1番応援しているんだとは思います。ただ、その中でパフォーマンスを重視するタイプの人ならば、1度は見に来て絶対損はないと言い切れます!
終始踊ってるずっと踊ってるスタンドマイクの曲でも踊ってる。
坂本くんの歌が上手いことなんて分かり切ってはいましたが、生歌の迫力はうますぎて笑ってしまいました。坂本くんは桁違いでしたが、イノッチの安定感も、何度か信じきれずCD音源かと疑いましたが所々に入るアドリブで信じざるを得ない。歌うまジャニーズ自担はやはり坂本くんで決定です。これは長女の歌うまジャニーズ自担堂本剛くんのとの一騎打ちが永遠のテーマです。
坂本くんイノッチ。この2人がとにかく別格でしたが、他のメンバーも生歌を心配するような人もいないし、出ない音はあるようでしたがリズムがズレることも外すこともほぼない。しかも生歌でハモってくる。ジャニーズはユニゾンしかできないなんて言わせない!更には6人アカペラでハモるものだから(私的ですがとても好きな曲)本当に感動もさることながら驚きが何よりも強かったです。完成度の高さよ…

そして2回目になりますが、やはり踊る。歌がこんなに上手い人がいて、全員歌唱力に問題はない(剛健が上手いか、と言われたら上手い下手というより、あの2人は特徴的な可愛い声がなによりの魅力ですし、やはりそれでも下手なわけではないので音程を外さないし丁寧に歌っていて気になりません)のに、やはりメインはダンスなんです。なんって贅沢な…!!
ダンスの申し子との異名を持つ森田さんのダンスはとてもこなれた雰囲気があって、セクシーで、難しいダンスでもきっと剛くんが踊ったら全然難しそうに見えないんだろうなあ、と思いました。猫背なのが特徴的で、そこがとても剛くん!って感じ。
剛健が好きな私としては、2人を同じくらい見ていたかったのですが、やはりそう言うわけにも行かず、どうしても三宅くんばかりを目でおってしまいました。まず髪型を変えないで横アリまできてくれた彼に感謝しかないですありがとう…!!あの髪型で前髪を鬱陶しそうに掻き揚げながら踊る三宅くんは、笑った時の幼さや可愛さとはまた違った色気を存分に放っていて、その妖艶な雰囲気で目を伏せながら彼の特有な腰をよく振る踊り方をされると、もう、感無量としか言えませんでした。
少し落ち着いた頃にイノッチのダンスも見ていたのですが、個人的には6人の中で私が好きなダンスは井ノ原さんだな、と思いました。ソツなく緩急をつけて長い足を存分に見せつけて踊ってくれます!かっこいい!
でも、踊り方が1番スマートでかっこいいのは井ノ原さんなのですが、1番好きなのはやはり三宅さんだな、と再確認もさせていただきました。三宅さんのダンスは特徴的というか、ひとつひとつの動作がハッキリしていて大げさで、あの全力で真面目な感じがこれぞ三宅健!!という感じでとても愛おしいです。剛健が同じフリのダンスをしてても同じフリに見えないのが2人の性格が出ててとても好きです!

と、少し脱線気味になってしまいましたが、個人の技量が高い上に、フォーメーションもかっこいいので、とてつもない完成度です。
さらに、ステージはシンプルでしたがとても凝っていて、あの上下するステージすごいですね…(ボキャ貧)6ヶ所がバラバラに上下するってただそれだけなのなのに、タイミングを変えることによって演出を変えてきて、それだけで魅せてくるV6。横アリって炎出せたんだ…。

MCでは番宣をすることもなく、ただただ好きなことを喋る喋る。イノッチが回していくのに乗っかる三宅くんと、自由に好きなタイミングで喋るオカダ。ことあるごとに目を合わせる剛健が可愛くて、剛健って本当に存在してる…と、ここでも1人空気を読まない涙を流しておりました。
剛健推しとして、1番悶えたのはやっぱり2箇所!

三宅『俺グイグイくるの無理なの。こっちのテリトリーに入ってくるやつはだめだね』
??『テリトリーどこら変なの?』
三宅『ええ〜テリトリーだよ。なんか!なんかあるじゃん!ね、ごぉ!』
森田『知らねぇよ!お前のテリトリーなんか知らねぇよwww』
井ノ原『剛が知らなきゃ誰も知らねぇよなあ』

セット扱い剛健可愛すぎる!!!


三宅『剛も意外と綺麗好きだから、うちに入れてもいい』
井ノ原『 え、そうなの?どのへんが?』
三宅『一緒に風呂入ったときにぃ〜…あれ、一緒にお風呂っておかしいな(←自分でツッコミ入れて自分でめちゃくちゃ照れる)』
ファン\ええええええーーー/
三宅『違うじゃん!シャワー入ったりするじゃん!!』
井ノ原『2人でひとつの?』
三宅『ちがっ!ちがくて!もぉ〜〜』

ファンは大盛り上がりだし、他のメンバーは茶化すし、剛健2人して顔真っ赤にしてフォロー入れるし、なんだここ。楽園が。
ただ好き勝手喋ってるだけでこんなにファンのニーズに応えるのってすごい、と、ここに彼らの芸能人としての経験値を見せつけられました…楽しかった…20分があっという間だった…
V6は、特に三宅くんとオカダが、メンバーのことが本当に好きなんだな、というのがMCで伝わってくるし、剛くんは言葉にしないけど表情で、この空間が1人でいることの次に好きなんじゃないかな、と思えるし、それを見守るトニセンが暖かくて、見ててこちらまで幸せな気持ちになりました。

ファンサタイムのような、ステージの外周を回るタイミングでは、トニセン3人がとにかく多方面のファンに意識を向ける気遣いに感動。メンステで正面を見て歌う曲中も、イノッチや長野くんは身体の向きを真横にしてサイドのファンにも微笑んでくれるし手を振ってくれました。オカダさんはここぞとばかりにメンバーに絡んで絡んで絡みまくる。

私は剛くんうちわを姉に持たせ2人で参戦でしたが、一帯に剛くんファンが多かったため、スタンド席を一周してステージに降りる途中の剛くんが階段で足を止め(かなり近い)、辺りを見渡した後に微笑み、指差しポーズを決めて去っていく姿を幸運にも拝むことができ、姉と抱き合いながらかっこいい〜〜〜!!!!を連呼。1人じゃ無理だった。1人で剛健うちわは持てない。お姉ちゃんありがとうありがとう。剛くんかっこよかった…!
「剛くんちっちゃいおっさんだった!ちっちゃいかっこいいおっさんだった!かっこよかった!」
と、終演後の姉のコメントがツボで、只今絶賛「剛くんちっちゃいおっさん」が姉妹ブームです。ちなみに、登場時の衣装の次、登場時の衣装からジャケットを脱いだ時の剛くんはチャイナマフィアだと思いました。


総括いたします。
歌が上手い。異常に上手いけど、それをメインとしないパフォーマンス力。ダンスの上手さ。だけどファンも一緒に盛り上がれるような煽り。そしてファンが好きなメンバー同士のじゃれ合いをふんだんに取り入れつつも、ファンサービスも忘れない。
その全てにおいての能力というのかポテンシャルというのか、彼らは当然のように行っていることのレベルがめちゃくちゃ高くて、完成されていた。完成度の高さにただただ唖然。これが本当にジャニーズのアイドルのコンサートなのか…。V6の職人気質を身を持って体験いたしました…
私の知っているジャニーズのコンサートらしくはなかったのですが、これが究極のジャニーズのコンサートなのかもしれない。正しい形なんて存在しないけど、これはもしかしたらそうなのかもしれない、と思わせてくれるような幸福感に包まれるコンサートでした。

個人的に言うと、私はギラギラガツガツしたパフォーマンスと未完成さをパワーで補う!という空気感が好きですが、20年選手のアイドルであるV6は落ち着いていて、その様相はもちろんありませんでしたが、だからこそ新鮮で、V6の沼にズブズブと自分(と姉)が埋まってゆく音が聞こえました。

この完成度の高さをV6ファンは当然だと思って、これがジャニーズのコンサートだと思っているのだとしたら、とてつもなく贅沢な思いをしている!!!!と謎に憤りすら感じてしまうほどのコンサートでした…

冒頭に戻ります。
私はとても贅沢なコンサートに参戦させていただきました!!
幸運なことにあと2回今ツアーに参戦できる機会があるので、この贅沢さを噛み締めながら、幸せに浸って参りたいと思います!!


これを今日中にどうしても書き上げてしまいたかった。キスマイの時と同じくらい、この感動も未来の自分に届けたかったんです。何故ならば!
明日はこの夏、私が恋に落ちたジャニーズJr.が関東に殴り込みに来ている晴れ姿をついに見ることが出来るのです!しかも東京の推しJr.と同じ舞台で…!
移り気な奴で気を悪くされたら申し訳ないです。好きな2グループと関西Jr.の現場が全て9月に集中するという初の異常事態で自分でも少し引きつつ、慌ただしく気持ちを切り替えています。
本日はこの辺で失礼させていただきます。


V6は最強にジャニーズらしくない最高のジャニーズアイドルだった!!