さしも知らじな 燃ゆる思ひを

自担が三十路になりました

向井康二くんに恋した2015の夏

はじめまして、さくぅと申します。
先日、舞台「少年たち」を観に人生初、夢にまで見た松竹座へ遠征してきました。
今までは藤ヶ谷くんの舞台かキスマイのコンサートでしか遠征したことはなかったので、はじめて藤ヶ谷くんが目当てではなく遠征をしたことになります。しかもその目当ては関西Jr.ときた。着実におたくの階段を登っております。

そこで、わざわざブログを立ち上げてまで記録に残しておきたい、この気持ちを忘れまい、と思う自体が起こったために、この記事を書かせていただいております。



向井康二に恋した、2015の夏
in松竹座


馬鹿みたいなタイトルですが、語らせてください。
そもそも何を目当てに「少年たち」を観に行ったのかと言えば、もちろん康二くんを観るためでした。
しかし、関西Jr.というハコそのもののブランド力に弱く、そのハコがとても好きで、康二くん一推し!康二くんに会いに行く!というわけではなく、大吾くんも流星くんも龍太くんも、パリピポでの華麗な指差しに心奪われた真鳥くんも、可愛い14年組も、全員を楽しみに、全員の頑張りを見に、少年たちを見に来たのです。
しかも、演目が少年たちときています。大好きな関西Jr.たちが、伝説の舞台「少年たち」を演じる。キスマイ担としてこれほど胸が高鳴ることはない!


遠征前は、「誰のうちわ作ろう!康二くんのファンはたくさんいるだろうから真鳥くんかな?!でも守屋くんのも作ってファンがいることアピールしたさある!」なんて軽率な発言をしていたほどですし(うちわ禁止により結局作らず)、「全体の雰囲気を感じられればいいし、誰が見たい!ってわけでもないから双眼鏡いらないかもな〜」なんて、これまた今考えたら可哀想になるほどアホなことを姉に相談していたくらいでした。


さあ、いざ幕が上がります。

なんだ!なんなんだ!!
康二くん死ぬほどかっこいいじゃない!!!
ダンス上手!!!
つなぎがめちゃくちゃ似合う!!!
いつもファンの前では笑顔でボケをかます康二くんが、笑顔をひそめてクールに、時には怒りを露わに、舞台に立つ、その姿の魅力的なこと!!!
でもどこか、その姿には彼本来の姿も感じられる哀愁があって、ひたすら彼のことを見つめるしかできなくなりました。
大吾くんとの2TOPがとてもちぐはぐで、でも2人の意気込みをありありと感じて、rivalを歌う時には思わず涙が出てしまうほど。

演技がすごく上手い!というわけじゃないけど、一生懸命な姿にただただ胸を打たれ、ほとんど彼の記憶しか残っていません。
双眼鏡がいらないなんて大嘘で、最初は3倍を使っていましたが、最後には10倍を使って眉間のシワ一本も見逃さないように、瞬きすら惜しみました。馬鹿。馬鹿。観る前の自分の大馬鹿野郎。


自分でも、まさか康二くんをこんなにも好きになるとは思ってもいませんでした。今まで1人のJr.に一定以上ハマることはなかったんです。Jr.は基本皆可愛いし、この子がすき!この子がいるなら見に行きたい!と思うような子は2,3人います。一定のラインをどこに引くかですが、私のそのラインは、「いつかは辞めるということを覚悟した上で、最後まで全力で応援することができる人」「その人を自担とする人と同じ熱量で応援できること」だと思っています。今までそのラインをこえてくる子はいませんでした。それはただその対象がいなかっただけかもしれないけど、Jr.に必要以上に肩入れするのを意識的に避けていたんだと思っています。
理由は簡単で、皆さん痛いほど知っているように、デビューできる子なんて一握りだからです。

自分が特定のJr.に肩入れしても、その子がデビューできる可能性なんてほんの一握り。例え自担はデビュー組でも、肩入れしたJr.が辞めてしまったら、それはそれ、これはこれ、とても悲しいです。避けてきたこの道を、まさか康二くんによって歩き出すことになるとは。人生とは全く摩訶不思議。


そもそも、何故遠征するほど関西Jr.を好きになったのかと言うと、デビューしてからジャニーズWESTを好きになって、過去の映像を漁るにつれて、彼らが育ってきた、彼らが育ててきた、関西Jr.というハコが好きになったから。



ではなくて。
それももちろん理由のひとつです。ジャニーズWESTの母体だと思うとそれだけで愛おしさが増すというものです。

しかし、それよりも前に来るのが、そもそも私が平野紫耀くんのファンだからです。出会いを明確には覚えていませんが、2014年年始あたりのドル誌で、彼のピンショットを見たことだと記憶してます。まだ幼く黒髪の垢抜け前で、もさっとしてた頃の彼でしたが、やはり造形は整っており、「あ、この子可愛い。この顔好きだ」と思いました。ゆるっとした気持ちで、雑誌で見つけたら「あ、紫耀くん!」なんてときめいてる程度でしたが。その時はまだ関西Jr.の存在も曖昧で(ジャニーズWESTもデビュー前なのでまだJr.であった時代。勿体無いことをした)、廉くんの存在はシンメとしてなんとなく認識できているくらい。その後も、その2人しか認識できていなかったため、kinkanとなにわ皇子を知っても、「なんでれんしょうが分かれてるの」くらい馬鹿なことを考えていました。ただ、彼について調べると、びっくりするくらい天然。むしろ天然という言葉で表現していいのか。ある意味天才。顔のいいアホに弱い私はあっさりと彼を好きになります。


しかし、ジャニーズWESTがデビューし、その頃所謂SEXY鬱に悩まされていた私は彼らの輝きにあっさりと囚われてしまいました(デビュー前から重岡くんをやんわり好きだったのに、なんでデビューしてから流星くんになったのか。それもいつか語りたい)。暇さえあれば彼らについて調べて調べて調べまくる日々。そこで関西Jr.沼についに足を踏み入れることになりました。そして、何と言ってもそこに紫耀くんがいるのが大きかったです。
まいじゃにを見るようになり、メインメンバー6人を認識し、WESTが抜け、長くJr.をやっていた人達が辞めて行く中、新しく関西Jr.を背負って行く彼らを心から応援するようになりましたが、基本的に興味の範囲は紫耀くんに照準が絞られていたように思います。
ただ、ここで事件が起きました。そう、金内柊真くんの退所。紫耀くんがいないから、この理由で柊真くん最後のステージ、冬の松竹行きを断念した自分が今でも恨めしいです。ただ、それくらいこの時期までは紫耀くんに重きを置いていました。
でも、柊真くんの回転の早い頭から繰り出されるツッコミによって、ツッコまれることによって更に活きる紫耀くんのアホすぎる発言が、120%の力を持って面白くなっているのは承知でした。誰も拾ってくれないようなアホな発言でも彼が拾ってくれているのを見て、紫耀くんとペアになるならば、まいじゃにメンバーから紫耀くんの他に1人選ぶのであれば、柊真くんが好き!と言うくらいには彼のことが好きでした。しかし悲しいことに、それが確信に変わったのは彼が辞めた後でした。
シンメに弱い私が、廉くんではなく柊真くんを好きになったのはとても珍しいことで、彼の退所直後は姉と2人でひっそりと悲しみにくれながら、柊真くん関係のエピソードを漁るという傷口をえぐる作業を止められませんでした。柊真くんと紫耀くん。2人のエピソードを調べると当然そこには康二くんもいて、可愛いkinkan3人のエピソードにどんどん切なくなる次第。ええ、アホです。柊真くんが辞めてしまった今、残ったkinkanの2人。まいじゃにを見ていても、雑誌などを読んでいても、ここでやっと私は紫耀くんと康二くんの絆を認識できるようになっていきました。彼を1番輝かせてくれていたツッコミを失った紫耀くん。シンメを失った康二くん。残されたkinkanの2人が、お互いを想い合ってるのが可愛くて、ところどころに柊真くんの影を感じて切なくなることもありましたが、それでもこの2人に惹かれて仕方なくなっていきました。
てゆーか今更kinkanっていう3人の括りが可愛すぎて紫耀くん好きだったくせに気がつかなかった自分のじゃにおたセンター使えなさすぎて!過去の自分を30発はビンタしたい!

しかし、そこからどんどん、それはそれはめくるめくスピードで状況は進んでゆき、紫耀くんと廉くんはもはや関西Jr.の枠ではなく、今では康二くん本人の口からkinkanはなくなった、という言葉を聞くこととなる状況。残念ながら、今でも紫耀くんのことは好きですが、キンプリを応援するほどの興味を持つことは出来ません。それは関西を捨てたから、とかいう仲間意識からなんてものではなく、そもそも紫耀くんへの意識の問題です。あまりどこにも帰属意識がなく、順応能力の高い紫耀くんが関東に染まって行くのに悲しさを感じるようになっていきました。ただ、それでもまいじゃにで紫耀くんが康二くんに熱烈なお手紙を書き、2人が熱い抱擁を交わすのを見ながら、紫耀くんへの愛おしさは途切れませんし、彼が康二くんを特別に思ってくれていることに感動してしまいます。あざとい。あざとすぎる平野紫耀。空気読めすぎる。彼の言葉が、その時なんとなく思ったことではなく、過去の積み重ねから出たものだと信じています。信じさせて!紫耀くん!君はスーパースター!


この時点で、もはや関西Jr.と断定し難い廉くんと紫耀くんは除き、私が関西Jr.で割と強めの熱量で応援しているのが康二くんになったのは確かでした。しかし、関西Jr.の枠で見てみたら彼はメイン中のメイン。たくさんのファンがいます。過去からずっと応援してきた人と同じ熱量で、なんて恐れ多くて言えませんし、そこまで深く考えてもいませんでした。ただただ関西Jr.というハコが好きで、紫耀くん、柊真くん、そして康二くんと好きになって行くのは浅はかなような気も少ししていました。

それに、ジャニーズWESTのコンサートで踊りながら華麗に指差しファンサをし、颯爽と駆け抜けた真鳥くんや、次世代顔のいいアホと私の中で話題の守屋くんも気になるところ。何が言いたいかというと、色々考えていても、実際そのことだけを考えて続けるほどの強い思いがあったわけではない、ということです。
キスマイ、V6、ジャニーズWESTにその他もろもろ手を出しているので、ひとつのことを持続して考えて浸っていることがあまりなく、良くも悪くも切り替え早めの良いとこどりでした。
関東に行ってしまった紫耀くんも、自分のメンタルがやられる前に手を引いたのかもしれません。現実からの逃避行であるアイドルで悲しくなるのはなるべく避けたいもの。良いとこどりの本領発揮です!

冒頭に戻りますが、それがまさか。
あの2時間半の間に。
何にここまで惹かれたのか、正直自分でもよく分かりませんが、ただただかっこよかった。大吾くんと2人で関西Jr.のトップに立つ姿が。
本人はきっと、自分たちの力不足を感じているだろうけど、そのプレッシャーに負けまいとする姿が等身大で。
はじめてアイドルを見て、この人に会うために、コンサートを楽しみに頑張って生きて行こう!ではなく、この人も頑張ってるんだから、自分も頑張ろう!と思いました。
その溢れる想いを止められず、守屋くんにお手紙書こうと持ってきていた便箋で人生初のファンレターをキメて東京に帰ってきた次第でございます。

この熱がいつまで続くのか、はたまた一過性なのか自分では分からないけど、明日ステージの上にいる保証のないジャニーズJr.。今応援しないと後悔するというのは柊馬くんの件で身に染みたので、出来うる全てで応援していきたいと思います!
待ってろ日生!!!!!!


エリザベートS席センターを確保して見に行くくらいには京本くんのことも好きなので、同い年2人の共演が楽しみすぎて今から興奮してます。頼むからBREAK OUTを日生でも見せてくれ。そして少クラin大阪が楽しみすぎて人生輝いてる!!
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